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生産者紹介

【花巻市葛】 渕澤秀峰さん

白菜生産者

花巻市農村青年クラブ

農業を始めたきっかけは?
私のうちは、代々農業を営んでいたわけではありません。私はもともと26歳まで東京でサラリーマンをしていました。転勤で名古屋・埼玉に住んだこともあります。ひょんなきっかけで地元に帰省した際、農家さんのお手伝いをしたことがありました。そのとき「今まで屋内での仕事をしてきたけれども、太陽の光を浴びてやる野外の仕事もいいものだなぁ」と、思ったんです。いまでは家族3人とお手伝い2人で野菜を作っています。
白菜を育てようと思ったのはなぜですか?
私の農業は、きゅうり栽培から始めました。きゅうり栽培が軌道になってきた頃に、次の作物を探していたところ、白菜を見つけました。白菜は種まき・苗植えの時期がメイン作物であるきゅうりの収穫時期のピークと重ならないとわかり、始めました。雪が降る頃に収穫し、独自の方法で鮮度を保ちながら、3月下旬まで販売できるというメリットもあります。現在、直売所での販売量のみを栽培しています。
農業をやっていて良かったと思う事は?
農業を始めてから、家から離れられなくなりました(笑)冠婚葬祭で使う1日が収穫に影響を与えてしまいます。家族で海に出かけるなどは、考えられなくなりました。ですが、お手伝いさんも含めて、家族ぐるみで仕事に当たれることに喜びを感じます。野菜を分けてあげたり、一緒に作業することで感じる一体感は、前の職場では感じられないものです。
どんな農業を目指していますか?
年間を通して、仕込み作業から収穫までを一貫して、目をかけていきたいです。最終的には、全部一人で品質管理をしていきたいです。今は家族にお願いして、負担をかけている部分が大きいので、その負担を少しでも減らして、私が全ての品質管理が出来るようになりたいです。