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生産者紹介

【花巻市上根子】 小原努さん

みそくるみ生産者

花巻市農村青年クラブ

新工房へ
県道12号線から上根子の住宅地へ入ると、赤い外壁がお洒落な真新しい工房が佇んでいた。敷地内には平賀恒樹さんのファームプラスも有り、工房に入る前からワクワクしてくる。作業中で忙しい中、努さんが出迎えてくれた。中に入ると真っ白な壁とピカピカのシンクが視界に入る。『3月中ごろから稼動したばかり』と嬉しそうに話してくれた。真新しい機械がある中で、努さんがメインで使っている機械「煮炊き攪拌機」はかなり古めかしい。聞けば20年以上使っているとの事。味噌
作りへの情熱を感じた。
くるみみそ着手へ
努さんに就農したきっかけを尋ねた。もともと仙台で庭師をしていたが父親が脱サラ、水耕栽培で紫蘇農家を始めた事に興味を惹かれ、地元に帰って農家を始めたそうだ。そこから花巻市農村青年クラブ(4Hクラブ)に加入、紫蘇を栽培し「しそ巻き」や「ドレッシング」を作っている。そんな中、松倉商会から味噌を使って何かしてほしいと話しを受け「くるみみそ」を開発した。みそは佐々長醸造の早池峰みそを使用、くるみは敷地内で取れたものと厳選したくるみを使用しているというこだわり。そんな背景を聞きながらも攪拌機からはくるみみその甘い香りが工房内に立ち込める。出来上がったくるみみそをヘラを使って容器に移し替えるのはさすがに手際が良い。攪拌機から移したばかりのくるみみそは湯気が立ちいかにも美味しそうだとみんなが思った。
ファンを増やしたい
そう話す努さんはしそ巻きの他にドレッシングを作っている。4Hクラブの仲間から野菜を使ったドレッシングを作って欲しいと要望を受け、様々な野菜のドレッシングを作り商品のバリエーションを増やしている。興味を持って購入頂くことも増えたと話す。どんまいプロジェクト (「どん(どん菓子)まい(米)」の意。食卓に取り入れてもらえる米菓子で農業と農家と日本を盛り上げる活動)にも参加しており様々なイベントに参加、自分たちが育てた野菜と開発した商品を販売している。特に地元の食材を使い地元の方に食べて頂きたいと地産地消を強く話していた。