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生産者紹介
【花巻市石鳥谷町】
高橋雄吾さん
レタス生産者
- 川沿いの原っぱ
- いわて花巻空港から車で5分ほど進み、細い農道を通り抜けると広々とした原っぱが開けている。原っぱのすぐそばで川が流れ、通り抜ける風は心地よい。道路から離れているので静かで、川や風の音を感じる。
この原っぱの一角に高橋雄吾さんのレタス畑がある。昨年から引き続きレタス栽培について伺った。
- レタスづくり
- 畝は16あり、1つの畝の中に3列になるようレタスが均等に並べている。レタス同士の間隔をより狭くすることもできるが、そうすると栄養が行き渡らない。うまく成長させるためにはこの形が最適だ。
取材したときは4月といえど朝晩は寒さの残る季節。そのため畑一面にカバーをかけ、レタスを温めている。冷えすぎず暑すぎず、温度を管理することでレタスの成長を助ける。
栽培している品種はステディとメルカドの2つ。ステディ6割、メルカド4割で栽培している。3月に植えて5月に収穫するよう計画している。
水はいらず雨だけで十分育ち、風通しが良い土地のためか、虫があまりいないので薬剤散布も最小限で済んでいる。
しかし良いことばかりではない。この畑は、そばにある川が氾濫しやすく畑が浸水する恐れが強いので、雨の多い時期に使うことができない。結果としてレタス専用の畑になっているが、ただ遊ばせるわけではなく、近くの畜産農家から仕入れた堆肥を使い土の状態を良好に保っている。
- レタスは喜ばれる。
- レタス栽培で一番大変なのが収穫だ。暖かいとすぐに大きくなり、収穫のタイミングを誤ると成長しすぎて出荷できなくなる。そのため、気温が低い早朝に収穫する必要がある。ピーク時には早朝3時から起きて収穫し、朝8時ころまで収穫し続ける。大変な分やりがいも感じていると言う。
高橋さんは実家の農家を継ぎ就農した。就農してまだ3年、両親や農協など様々な人からアドバイスを受け、勉強し続けている。
「レタスは近所におすそわけしても喜ばれます。」
レタスは、生でも、炒めても、茹でても食べれる。自分のレタスが、周囲の人たちを喜ばせていることがうれしい。
立派に育った瑞々しいレタスをいただき、高橋さんの畑をあとにした。