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生産者紹介

【花巻市石鳥谷町】 中村和哉さん

ピーマン生産者

花巻市農村青年クラブ

ひまわりが咲くピーマン畑
農村地帯の一角に、道路と畑の境を沿うように数本のひまわりの花が咲いている。その奥には広々としたピーマン畑がひろがっている。ここが中村和哉さんのピーマン畑だ。
風と水
中村さんはピーマンの他、ナス、ねぎ、アスパラ、田んぼ、そして畑の脇に咲くひまわりと、多くの作物を手掛ける農家だ。
このピーマン畑は複数ある畑のひとつ。野菜栽培のために借りた土地だ。蒸し暑い8月半ばにも関わらず、風通しがよいため気持ちよく過ごせる。
この風通しの良さがピーマン栽培には重要だ。風が吹くため病害虫が発生しにくい。さらに中村さんは、害虫防止のための専用のひもを畑のネットにつけている。
この土地を借りたのは風通しの良さに加え、地下水のくみ上げポンプがすぐに使えたのも大きかった。ピーマンは肥料と水やりの手間がかかるが、ここなら水やりの負担を減らして栽培することができる。畑にホースを設置し、水と液肥をホースを通してまんべんなく水やりする。
不要な葉っぱや枝を切るのも大切だ。ピーマンの木はどうしても横に広がるため、上に伸ばすため、横に出た枝は切っていく。そして畑の上部にフラワーネットをかけ、倒れるのを防ぐ。不要な枝を切ることですき間が生まれ、風通しがよくなり虫がつきにくくなる。
野菜の活かし方
取材日である8月はちょうど収穫時期。6月後半から始めて、10月上旬まで収穫していく。今年はピーマンを1700株うえたが、日照不足と、急に暑くなったため規格外になったものが多かった。
中村さんは野菜の廃棄をなるだけ少なくしたいと考えている。規格外でも味はおいしい。これらのはじきもの野菜をどう活かしていくか。
 中村さんにはいくつかのアイディアがある。その一つは惣菜の販売店だ。野菜を調理、加工して新鮮な惣菜にしてだす小さなお店。そこで規格外の野菜を扱えれば、廃棄を減らせる。
どうやって食べ物をつくるか
 中村さんの実家は代々続く農家だ。ただすぐに家業を継いだわけでなく、はじめは自衛隊へ入隊した。3年間の自衛隊での生活。生きることは食べることであって、中村さんの中で実家の農業がつながっていった。
 農家を継ぐ際に、元自衛官としての経験を活かせるものをと考え、狩猟の免許を取得した。
食べ物は野菜だけでない。人間には肉も大切だ。中村さんは自分なりの地産地消として、野菜栽培に加えてジビエも考えている。
 「やりたいことだらけ。」中村さんの想いがつまった野菜をいただき、私たちはピーマン畑をあとにした。