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生産者紹介

【西宮野目】 昆真喜子さん

菊芋生産者

大きな枯れ草畑
 驚いたのが菊芋の草の高さ。草の部分は天に向かって直立し、一つ一つの背丈が2mを超える。風で倒れることもあまりなく、勝手にまっすぐ生えるそうだ。また草が青々としているときは収穫するには早く、草が枯れて今のような霜がおりた時が、収穫の最適のタイミングだ。
 今の時期は、菊芋の草はすべて枯れており、畑の一区画、2m×3mくらいのエリアにこれらの枯れ草がたくさん密集している。収穫には、まずこの草を刈る作業が必要となる。
 お目当ての菊芋は、この草の根っこ、土中部分に眠っている。昆さんにスコップで土を掘ってもらった。傷をつけないよう慎重に掘り出す。大小さまざまな菊芋が出てきた。形は根ショウガに似ている。

自己流で試行錯誤
 栽培を始めたのは農協の女性部にいるとき、種イモをもらったのがきっかけ。菊芋は繁殖力が旺盛で、それほど手間がかからない。しかし栽培には水はけのよい土壌と日当たりのよさは必要だった。
 土との相性が良かったのか、水やりや肥料を特に与えなくても収穫できた。あとは日当たりをよくするため、長い草を一部刈り取り、太陽の光がはいりやすいようにしている。日当たりが悪いと草が細くなる。太いほうが菊芋が大きく生長するようだ。
 自己流で色々試しながら、今では安定して一定の収穫量をだせるようになった。
有限会社夢農業新屋農園
 昆さんは農業法人「有限会社夢農業新屋農園」の代表だ。お父さんが家業である農家を法人化し、昆さんがそれを引き継いだ。ご両親と昆さんの3人での家族経営だが、定時を決めるなど企業組織としてルールを整理し、農業経営を行っている。
 菊芋の他、米やヤーコンなどを栽培している。さらに地元の生産者仲間と組み、自分たちの野菜をつかった加工品を製造、販売している。
「いわて花巻UMEEGU(うめぇぐ)隊」の活動
 その中で代表的なものが「いわて花巻UMEEGU(うめぇぐ)隊」の活動だ。自分たちの作る作物を知ってほしいという思いから2016年に、仲間と一緒に立ち上げた。菊芋を使った加工品をはじめ、新作を次々に発表している。2019年には「岩手ぅんめぇ〜もん!!グランプリ」で優秀賞を受賞した。
 昆さんは仲間とともにオリジナルの商品をつくることで、花巻の農業の可能性を広げている。