生産者紹介
【花巻市似内】
照井健二さん
雪下にんじん生産者
- 雪下にんじんをどれくらいの規模で育てているか教えてください。
- オランジェという赤いにんじんの品種と、金美(きんび)という黄色い品種の2つを作っています。2品種を200kgずつ、合わせて400kgくらいを収穫する予定です。
金美はにんじん臭さがなく、オランジェより甘いので、にんじんが苦手なお子さんでも食べられます。オランジェよりも太く育つ半面、途中で割れやすい弱点があります。一方、オランジェは、金美に比べ細いですが割れにくく、低温でも成長できる利点があります。2つの品種を同時に育てることで、安定して収穫できるよう工夫しています。
- 雪下にんじんづくりで心掛けていることを教えてください。
- 去年、雨が多かったので収穫に失敗してしまいました。今年は、同じ失敗をしないよう、雨が多かったお盆ころを避け、8月末ころに作り始めました。除草剤は最小限にとどめて、手作業で草取りをしています。
土の中に石など固いものがあったり、虫やネズミに食われると、掘り起こしたときに、にんじんの形が二つにわかれていたりして出荷できません。なるだけ減らせるよう注意しています。
また、雪下にんじんの他に、隣の畑で玉ねぎも作っています。連作障害を防ぐために、毎年ローテーションを組んで、去年と同じ畑で同じ作物をつくらないようにしています。
- 朝ごはんプロジェクトに参加した感想と今後の展望を聞かせてください。
- にんじんづくりを始めて今年で3年目。まだまだ分からないことばかりです。もっと勉強して収穫量を増やしていきたいです。
また、朝ごはんプロジェクトで、アンケートだけではなく、実際に野菜を食べた人たちと、直接交流したいので、農業体験の受け入れをもっと頑張りたいです。