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生産者紹介

【花巻市石鳥谷町】 高橋雄吾さん

レタス生産者

花巻市農村青年クラブ

就農のきっかけを教えてください。
 実家が農家で、祖父母も両親も農家をやっています。学校を出て、岩手県内で会社勤めをしていましたが、祖父が高齢となり農作業が難しくなりました。
 ちょうどその頃、私は転職を考えている時期だったので、躊躇はありましたが、実家の農家に戻ることを決めました。それが3年前で、現在34歳です。親に教わりながら、自分と父母の3人で行っています。
レタスをどれくらいの規模で育てているか教えてください。
 レタスの圃場(*ルビ:ほじょう)は1反歩(*ルビ:たんぶ)いかないくらいの広さです。ここで6,000から7,000玉を収穫します。
 育てているレタスの品種は、ステディとメルカドという2つを栽培しています。ステディの方がレタスの中身が詰まっている品種です。一方メルカドは、ステディほど中身が詰まらない品種ですが、成長が早い品種です。
 これらを組み合わせて時期を計算し収穫なるべく調整し、出荷しています。現在はステディ6割、メルカド4割の割合で作っています。朝ごはんプロジェクトへはステディを提供いたします。
レタスづくりで心掛けていることを教えてください。
 3月下旬に栽培を始めるますが、植える前に農協の人からアドバイスをもらいながら、肥料の種類や量を決めます。肥料は植える前に1度だけしか撒かないので慎重に決めます。肥料がうまく効かないと、レタスが病気になってしまいます。
 レタスは暑いときに採ると苦くなるので、そこには気を使い暑い時期は朝3時から収穫します。多品目の野菜を育てており苦労もありますが、家族で協力して行っております。
朝ごはんプロジェクトに参加した感想と今度の展望を聞かせてください。
 他の出荷先と違い、朝ごはんプロジェクトは自分の野菜がどこに出荷されているか、どんな人が食べているのか分かります。顔が見えるので、野菜をつくるモチベーションになります。
 これから両親が高齢となることを考えると不安もありますが、将来的には自分とアルバイトを雇っても、家業を守っていけるようにするつもりです。また、近くに法人経営をしている農家があるので、一緒に協力しやっていくことも考えています。
 新しい試みとして、にんにく栽培を始めました。にんにくを選んだのは、他の野菜に比べて手間があまりかからず質の高いものを育てられる野菜だからです。
 これからは規模を広げるのではなく、より良い野菜作りの為に栽培する野菜をシフトチェンジしていくつもりです。同じ農家の仲間と勉強しながら、新しい野菜づくりを学んでいきたいです。