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生産者紹介

【花巻市石鳥谷町】 晴山貴宏さん

ピーマン生産者

花巻市農村青年クラブ

ピーマンづくりを始めたきっかけを教えてください。
 就農して4年たちます。はじめは実家の農業を手伝っていましたが、それだけでやっていけるか疑問に思い、実家とは別に個人事業のかたちで、別の野菜を栽培しようと決めました。しかし実家は、祖父の他に男の働き手が私一人ですので、実家の農作業も手伝うことを考えなければいけませんでした。個人事業でやりながら、実家を手伝う時間も作ることを考えてピーマンを選びました。なぜならピーマンは他の野菜に比べて、効率よく出荷準備ができる野菜だからです。他の野菜に比べ収穫後の加工などが必要なく、コンテナで運ぶだけで出荷できるので、時間があまりかからず出荷準備が出来るのが良い点です。
ピーマンづくりについて教えてください。
 京ひかりという品種を使っています。4アールくらいの広さの畑で1トンちょっとの収穫を予定しています。5月上旬に植えて、6月から7月に収穫です。
 ピーマン栽培には温度管理が大切で、ピーマンを植えている列沿いに支柱を立て、それを囲うようにトンネルをつくります。そうすることで、夜の温度低下を防ぎ成長を促すことができます。
 もう一つ大切なのは水と液肥です。自動で水と液肥を撒けるように、自動灌水機を使っています。毎日7時、9時、11時の3回に分けて水と液肥を撒くよう設定しています。また草が生えるのを防ぐため、畑の表面にモミを撒いています。
 収穫の時期になると、できるだけ涼しいときに収穫したいので朝4時くらいに起きて1回目の収穫をし、お昼過ぎから日暮れまででもう1回収穫します。
朝ごはんプロジェクトに参加した感想と今度の展望を聞かせてください。
 以前からピーマンを出荷させてもらっています。評判が良いのは聞いていますが、実際に出されている料理を食べたことが無いので今年は食べてみたいです(笑)
 ピーマンの他に農家の仲間と一緒に、にんにくを作っています。にんにくは手間はかかりますが、他の作物に比べ付加価値が大きいのが魅力です。にんにくを始めて3年目ですが、トラクターなどの機械を購入し、年々栽培する面積を増やしています。これからは、今やっているピーマンなどの現状を維持しながら、新しい生産物としてにんにくの収量を増やしていく予定です。