生産者紹介
【花巻市似内】
照井健二さん
雪下にんじん生産者
- 農業を始めたきっかけは?
- 家が農家だったと言う事もありますが、今農業は担い手が不足しております。叔父さんの畑が空いているのでやってみないかという、親戚からの誘いもあり、若手として今後農業を未来に繋げたいという思いから就農致しました。
- にんじんを育てようと思ったのはなぜですか?
- 私は元々一年を通してお米、アスパラガス、ミニトマト等育てておりますが、冬場の収入源がありませんでした。そんな中で出会ったのが人参でした。平成22年から始めて6年目になります。
通常の人参は、稲作のように種まきから収穫まで完全に機械化されているのですが、差別化を図るために、雪下で育てています。通常の人参より糖度を蓄えて生き残ろうとするため、とても美味しくなります。収穫に手間がかかりますが、一般的な人参と差別化が図れています。
- 農業をやっていて良かったと思う事は?
- 自分が手塩にかけて育てた収穫物を、一番最初に食べたときですね。おいしい時期の野菜を採りたてで食べることができるのは、農家の特権だと思います。農家が味わう味に少しでも近い味を、みなさんにも食べて頂きたいです。
- どんな農業を目指していますか?
- 今後も様々な品種の野菜にチャレンジしてみたいです。従来の考え方に捉われない農家になりたいです。今は、一人で黙々と種まきから収穫までを行っていますが、将来的には、たくさんの仲間と協力していきたいです。農家に限らず、様々な人たちと交流しあって、いろんな意見を取り入れながら、生産していく農家になりたいと思っています。