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生産者紹介
【花巻市石鳥谷町】
中村和哉さん
ピーマン生産者
- 農業を始めたきっかけは?
- 3年前に自衛隊を辞めて、父の営んでいた農業を継ぐ形で始めました。震災の時に自衛隊の職務を遂行する中で、「生きることの原点は、食物を食べること」だと深く考えるようになりました。生きる上で必ず食物が必要なものなのだと考えるようになり、口に入る物を作るは、貴いことだと感じるようになったんです。その時に実家で農業を営む両親を思い出し、 戻ろうと決意しました。
- ピーマンを育てようと思ったのはなぜですか?
- 父の跡を継ぐ形で始めたので、父が栽培していたピーマンも自然に引き継ぎました。日光が降り注ぎ、気温が上がり、雨も適度に降る夏の時期は、作物の成長も早く、農業のもっとも忙しい時期です。その夏というのは、数多くの作物が採れます。夏野菜は「種類が豊富で美味しいものが多い」というイメージの通りです。私もピーマン以外にもナスやズッキーニ、とうもろこしやオクラといったものを作っています。少量多品種という方針で栽培し、たくさんのおいしいを食卓に届けたいです。
- 農業をやっていて良かったと思うことは?
- おいしいと言ってくれる、お客様の反応です。汗を流して育てたものを収穫し、その野菜の写真をブログに掲載したときの反応もやりがいを感じます。あと、他地域との農家さんと交流するのも楽しいですね。今年のこの地域の作物の育ち具合はどうとか、こうゆう栽培方法をやってみたらどうだったとか、情報交換をするだけでも、自分の農業の役に立つので交流している時間は、楽しさと実用を兼ね備えた時間ですね。
- どんな農業を目指していますか?
- 生きる基本である「食べ物を食べる」という原点に返り、食卓においしいを届けられる農業を目指しています。それと同時に、家庭に台所に自然の豊かさを届けたいです。食べるというのは、雄大な自然が育んだ作物を頂くわけで、その背景が伝わるようにしたいですね。ただ、食物を栽培するだけでなく、私が考えるようになった「食べることは生きることそのものだ」という食の重要性や、その他、食の教育、食べることの楽しさといった食に関する情報発信をしていく農家を目指しています。