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生産者紹介

【花巻市石鳥谷町】 中村和哉さん

ピーマン生産者

花巻市農村青年クラブ

ピーマン畑へ
取材当日はあいにくの曇り空だったが中村さんに笑顔で出迎えて頂き天候の悪さを吹き飛ばしてくれた。畑は1町歩近くある大きなピーマン畑だ。
 中村さんはもともと北海道の自衛隊に所属していたが、震災をきっかけに地元に対して自分が出来る事は何かと考え、ご両親の農業を手伝う事を決意したという。
天候との闘い
収穫の朝は早い、明け方4時から収穫作業が始まる。ピーマン畑は1列約80mが13列もある。1列を収穫するのに約1時間、それをご家族で分担して収穫しているとの事。
手入れの一つに『芽かき』の作業があるが、雨の日に行うと木が感染症になる可能性が高いという。それ故に手入れや収穫も雨の日は極力控えなければいけない。その他にも『モザイク病』にも気を付けている、誤って病気に掛かった枝や実を切ってしまったハサミで他の枝を切ると病気が移ってしまうらしい、人間でいうと血液感染だ。他にも気温の高い午後に収穫すると傷みが早くなる等、天候を見ながら収穫をしている。
チャレンジ精神
今はピーマンの他にアスパラ等を育てているが、中村さんの畑は広く空いているスペースで枝豆や小豆、バターナッツ等も育てていて試作を繰り返している。
 将来は畑に店を構え、自分が育てた野菜と近所の農家さんの育てた野菜を販売して多くの人に食べて欲しいと笑顔で話してくれた。