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生産者紹介

【花巻市石鳥谷】 小野寺貴大さん、真弓さん

ピーマン生産者

花巻市農村青年クラブ

「自分の農地を持ちたい」という思い
小野寺さんが農業に興味を持ったのは、農業法人に勤務していた時期です。そこで7年間、葉物野菜を主として栽培を学びました。
当初は農業の経験がなかった小野寺さんですが、次第に「自分の農地を持ちたい」という思いが芽生え、独立を決意しました。
奥さんともその会社で出会い、経営のパートナーとして共に農業に挑戦し続けています。
ピーマン栽培の可能性
もともと花巻で研修を受け、その中でピーマン栽培の可能性を感じました。
独立する際に、ピーマンは比較的設備投資が少なく済み、初期コストを抑えられる点から挑戦することを決め、花巻市内で圃場を借りることに成功しました。
栽培のこだわりと苦労
小野寺さんが手がけるピーマンは、1,600本の苗を植え、5~6トンの収穫量を目指しています。 

ピーマン栽培は今年で2年目。農業法人で葉物野菜の経験はあるものの、ピーマンの栽培は決して簡単ではありません。
1年目は、順調すぎるほどの生育に労働力が追いつかず、収穫が間に合わないことも多かったそうです。
また2年目である今年は、虫や病気との戦いも避けられず、対策に苦心しています。

こうした苦労を乗り越えるために、人手を増やすことを検討しつつ、来年にはピーマンの栽培面積を縮小し、他の作物にも挑戦したいと考えています。

「ハウス栽培では小松菜やほうれん草などの葉物野菜を育て、冬場でも収益を確保したいと考えています。今後は、農業経営の面でもしっかりとした基盤を作り、安定した生産を目指したいです。」
ぱりぱりと肉厚のピーマン
小野寺さんのピーマンは肉厚で、ぱりぱりとした食感が特徴で、素揚げや炒め物にすると、程よい苦味と甘さが引き立ちます。

農業に対する情熱と挑戦を続ける小野寺さんご夫婦。彼らのピーマンは、花巻の豊かな土壌と努力の結晶として、多くの人々の食卓に届けられています。